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Policy

指導方針

美しいものの存在を、言葉に置き換えることは難しい

difficult to replace beautiful being into words.

わたしたちは今日出会った美しさを、感動を、誰かに伝えます。言葉で、身振りで、SNSで。心を動かしたその美を、様々な方法で共有します。

しかし子どもたちは大人と比べるとはるかにその語彙量は少なく、物事を伝えるための言語体系や感情表現も確立されていません。わたしたちが誰かに何かを伝える手段=ツールを持たないかわりに、より原初的な表現方法である「絵」を用いて、目の前にある存在や事象の本質へ、純粋に触れることができるのです。

子どもたちが着目するポイントは多彩です。

ある子は繊細な色を見出し、ある子は誰も気に留めなかった形にこだわります。紙の枠を七色に塗る子もあり、物語を盛り込んで人物や鳥を描く子どももいます。

モチーフはひとつでも、その表現は無限大。

わたしたちはその一粒一粒を丁寧にすくっていきます。

子どもたちが体現した美学に対するわたしたちの評価は、「素敵だね」という言葉だけではありません。

それが「どう」素敵なのか、明確な理由を説明しつつ、

「どうすれば」もっと表現できるのか、その具体的な方法論を伝え、

子どもたち自身にその要因を考えさせ、さらなる答えを探らせていきます。

絵というツールを用いて、子どもたちそれぞれの自主性を育んでいく。

それがわたしたちの教育方針です。

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